スライスソフトウェア「Slic3r」の設定項目について第2回目となります。
今回は、Print Setting内にある「Infill」部について調べました。
Infillでは外壁および上下の暑さ以外の部分の間引き印刷について詳しく設定できます。
以下に其々の設定項目がどのように影響するかを簡単に記します。
Infill
・Fill density — 充填率を%で指定します。
数値が大きいほど充填率は上がり、印刷時間とフィラメント使用量は増えます。
例)
・Fill pattern
充填パターンを指定します。パターンは以下から任意のものを選択します。
・External infill pattern — 上面/下面のパターンを設定する。
最上面/最下面のパターンを設定します。
パターンはRectlinear / Concentric / Hilbert Curve / Archimedean Chords / Octagram Spiral より選択可能です。
Advanced — その他設定
・ Fill graps — フィルギャップロジックを有効にする
出力結果に影響を及ぼすようですが、どういったロジックなのか調査中です。
・Solid infill every — 充填材を何層ごとに補強するか。
通常、充填材はFill densityで設定した値で出力されますが、本項目に0より大きい値を入力すると設定値の倍数の層は充填を100%として行います。0を設定
した場合100%での充填は行われずFill densityにのみ従って出力されます。
例)Solid infill every を2に設定(上下SolidLayerはそれぞれ3です)
・Fill angle — 充填パターンの出力角度設定
パタンが直交するタイプのパターンにて、パターンの出力角度を設定します。
・Solid infill threshold area — 本項目で設定した面積以下の領域についてはFill densityに従わずに100%の充填が行われます。
・Only retract when crossing perimeters — Retrucation の退避設定の挙動を指定
有効にした場合、造詣済みの部分とノズルが交差する場合のみRetrucationの設定に従って退避。無効にした場合常に退避動作を行います。
・Infill before perimeters — 外壁とInfillの優先切り替え
有効にした場合、Infill部分を出力した後に外壁を出力。無効にした場合、外壁を出力した後にInfill部分を出力します。