我が家の3Dプリンター(ALUNAR M605)にて、ベッドのヒーター電源および温度センサーのケーブルは印刷中大きく動きます。さらに、稀にベッドとフレームに挟まってベッドが動作停止することもしばしば。初期のころは、結束バンドを駆使して干渉しないように固定していましたが限界がありました。
何かいい手はないものかインターネットを利用し、いろいろな方の対策を調べたところAnet A8 Y-Axis Cable Chain v2というものを発見。自身でプリンターを使い作成できることもありこれを参考に設計しました。
リンク先はAnet社のA8プリンター用に製図されていましたのでネジ位置、幅などを自身のプリンターに合うようにCADで図面を作成、プリンターで出力。組立てて取り付けてみました。
完成予想図はこちら。青色の部分が今回追加した部分です。
今回は元からフレームを固定していたネジに共締めする構造にしてみました。この方法ですと付属のネジではネジ長が足りなくなるので5mm程度長いネジを使用しました。
ただ、図のようにベッド左側にベアを追加するとエクスルーダーが原点復帰する際にノズル先端とベアが接触してしまう可能性があります。ノズルが熱々だと、ケーブルベアが溶けてしまったりノズルから出てくるフィラメントが固着したりしますので、回避するためにもヒーターのケーブルに余裕があるのならベッド右側に追加するほうがよい場合もありそうです。
しかしながら改良しようと思ったら、新たな部品を自分で設計すればよいだけですのでこのまま運用してみてほかに欠点がないか観察してみてその結果を受けてからさらなる改良に取り組もうと思います。